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大谷翔平との会話「言うのは適切ではないが…」アメリカ大使もビックリ“大谷がひっそり訪れていた”現場ウラ側「デコピン用のビザを渡すと…」
posted2024/10/04 11:00
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
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U.S. Embassy
プロ野球シーズン終盤の9月16日、3連休最終日の巨人対中日戦だった。満席の東京ドームで、隣に座るアメリカ人男性が次々に質問を投げかけてくる。
「なぜユニフォームの背中の選手名は英語で書かれているんだ?」
「(レモンサワーの売り子を見て)あれはスパークリングウォーターを売ってるの?」
「そういえばスタンフォード大に進学した野球選手がいたよね。あの子はどうなの?」
「タオルを回す応援は巨人だけ? カレッジフットボールを思い出すよ」
一見どこにでもいる観光客のように、野球観戦を楽しむこの人物。駐日米国大使、ラーム・エマニュエル氏である。アメリカ大使館から誘われて、大使とともにプロ野球観戦をするという、思わぬ機会に恵まれたのだ。
「シカゴの電車は危険なの?」「週2回は使っていた」
先にエマニュエル氏の紹介をしておく。米シカゴ出身で現在64歳。2022年1月から駐日米国大使として日本に派遣されている。米国時代には、首席補佐官としてオバマ元大統領を支えたのちに、シカゴ市長を8年間務めた。バイデン大統領とも親しい間柄とされるアメリカ政治界の大物だ。
そんな人物と隣り合わせで野球観戦をすることになり、大いに身構えていた筆者だが、前述の質問責めで緊張が解け、気づけば「実際のところ、ハリスとトランプはどちらが大統領選挙で勝つんですか?」とやり返していた。この質問に対する返答はオフレコに当たるだろうが、「シカゴの地下鉄・電車は危険だから乗らないほうがいいって聞いたけど本当ですか?」という質問に対しては呆れたようにこう言った。「なんで? まったく問題ないよ。私も市長時代、週に2回は使っていたから」。シカゴ市長は電車通勤をするのか、と小さく驚いた。
駐日大使としてのエマニュエル氏は、野球とともに語られることが多い。野球をキーワードに日米間の交流を深める、いわゆる野球外交だ。
たとえば大使就任の直前には、シカゴのメジャー球団であるカブスとホワイトソックスのユニフォームを岸田文雄前首相に贈った。第100代首相であったことから、「背番号100」のプリントのおまけ付きだった。岸田前首相が野球部出身と知っていての贈り物である。
大谷が大使館を訪問…「アメリカの人気、凄まじい」
今年1月には、一時帰国の際にビザの受取りのために大使館を訪れた大谷翔平と対面している。そこで大使が大谷の愛犬・デコピンに“ビザ”をプレゼント。すると大谷は、その写真をインスタグラムのストーリーズにアップしたのだ。エマニュエル氏が大谷の印象を語る。