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バスケットボールPRESSBACK NUMBER
「塁さん、雄太さんと交互に…毎日、練習が楽しみだった」バスケ代表ジェイコブス晶(20歳)が語る、パリ五輪で得た“デカすぎる財産”
posted2024/08/27 11:02
text by
杉浦大介Daisuke Sugiura
photograph by
Kaoru Watanabe/JMPA
日本バスケットボールの未来を背負う大器がパリ五輪で貴重な経験を積んだ。
ハワイ大学でプレーするジェイコブス晶は今回、メンバー最年少の20歳3カ月で日本代表入り。強化試合から本大会を通じ、サイズとアウトサイドシュートを武器に随所に存在感を誇示した。五輪では3試合で平均5.8分をプレーし、平均0.7得点、1.0リバウンドという数字が示す以上に大きな収穫があったようだ。
日本中を興奮させた五輪も終わった8月中旬、ジェイコブスに話を聞いた。予選ラウンド3連敗の悔しさがあった上でも、かつて世界中の逸材が集まるNBAグローバルアカデミー入りを果たした俊才は今後に向けて確かな手応えを感じた様子。まだ大きな伸びしろを残したスター候補の視線は、カレッジでの活躍、目標とするNBAへの挑戦、そして早くも4年後の五輪に向けられていた。
以下、ジェイコブスの一人語り。
「ハワイ大に戻っても活躍できる」
パリ五輪に向けた合宿から、五輪本戦を通じて、すごくレベルの高いバスケがずっとできて、自分の中でも自信がつきました。この大きなステージで戦い、ハワイ大に戻っても活躍できると感じられるようになりました。
結局3連敗したわけですからすごく悔しいのはもちろんです。それでもドイツ戦の前半は接戦だったし、最終的に銀メダルを獲得するフランスとのゲームは勝ったと思ったくらい。ブラジル戦も最後まで互角に近かったですよね。点差がついたゲームもありましたけど、全部しっかりと戦えていました。実際にやっていた僕たちにとっても、日本バスケの成長が楽しみになる経験だったと思います。