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「うおぉぉ」「やべぇぇ」スケボー堀米雄斗、伝説の瞬間…現地の日本人記者も絶叫していた「ホリゴメの脳ミソはヤバいだろ?」海外記者も大興奮のパリ

posted2024/07/30 18:22

 
「うおぉぉ」「やべぇぇ」スケボー堀米雄斗、伝説の瞬間…現地の日本人記者も絶叫していた「ホリゴメの脳ミソはヤバいだろ?」海外記者も大興奮のパリ<Number Web> photograph by Asami Enomoto/JMPA

スケボー堀米雄斗の奇跡的な大逆転。本人も演技直後、興奮した表情を見せた

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雨宮圭吾

雨宮圭吾Keigo Amemiya

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Asami Enomoto/JMPA

 視線の先では、体に日の丸をくくりつけた金メダリストが係員に誘導され、あちらからこちらへと忙しくフォトセッションをこなしていた。

 メダルセレモニー後もまだ騒がしさの残る観客席ですごいものを見たという余韻に浸っていると、隣の席に腰を下ろしたスペイン人記者があきれ顔でこう言った。

「ユウトの脳みそは一体どうなってるんだ!?」

 そう言いたくなるのも無理はないよなと思った。

 それっぽく言うならば『コンコルドの伝説』とでも名付ければいいのだろうか。パリオリンピックのスケートボード男子ストリート、堀米雄斗が見せたのはそれだけの大逆転劇だった。

あの“伝説的ラッパー”、ざわつくスタンド

 雨によるコンディション不良で2日順延された競技は、予選を経て午後5時からの決勝を迎えた。この時間でもまだじりじりと焦げてしまいそうなほどの強い日差しが残っていた。スケートパークを司るようにコンコルド広場のオベリスクが近くにそそり立ち、遠くにはエッフェル塔と陽光きらめくセーヌ川の水面が見える。

 日本の14歳、小野寺吟雲が姿を消す波乱はあったものの、決勝に残ったのはいずれも実力者の8人。試合は序盤からテンションの高い展開となった。

 ラン1本目、1人目のスロバキアのリハール・ツーリがさっそくフルメイクして87.85の高得点。その後の選手も続いていき、5人目の堀米も89.90と幸先よくスタートを切った。

 予選1位のジャガー・イートン、同2位ナイジャ・ヒューストンのアメリカ勢も好調。ハイレベルなスケーターたちによる緊張感と魅力にあふれた滑りによって、場内のテンションがどんどん噴き上がっていく。

 大会前に体調不良で日本で入院していた白井空良も、体力面での不安は抱えつつも元気な滑りを見せた。ランを終えたところで順位はナイジャ、イートン、白井、堀米の並び。アメリカvs.日本の構図だ。

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