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「やっぱり新戦力よ」阪神・岡田彰布監督が語る“連覇の条件” タイガースの伸びしろは…?「野手では前川(右京)やな」「先発で門別(啓人)やな」
posted2024/04/04 17:02
text by
酒井俊作Shunsaku Sakai
photograph by
Kiichi Matsumoto
猛虎を38年ぶりの日本一へと導き、泰然とした雰囲気を漂わせる指揮官・岡田彰布。今季の展望や期待する選手の起用法、自らのリーダーシップについて話を聞いた。
(初出:発売中のNumber1093号[連覇への青写真を語る]岡田彰布「今年は選手が主役よ!」より)
(初出:発売中のNumber1093号[連覇への青写真を語る]岡田彰布「今年は選手が主役よ!」より)
今年は「アレ」ではなく「連覇」
――いよいよ連覇を目指す戦いが始まります。春季キャンプ、オープン戦を経て、手ごたえはいかがですか。
岡田 今年はもう、最初からやるべきことが分かってるし、メンバーもある程度、固定できるチームになった。あんまり心配はないわ。去年は最初から手探り。ポジションを替えたりな。打順にしても、本当にシーズンでうまくいくかという部分でも手探りやったから、全然違うよ。
――例年、オールスター明けからが勝負だと話しています。今年はどのあたりにピークを合わせようと考えていますか。
岡田 シーズン中、どこから勝負というのは、あんまりないかも分からんよね。まあ、最初はやっぱり混戦でいくと思う。最終的には9月やで。やっぱり100試合を超えてからやろうな。
――昨年は優勝のことを「アレ」と表現していましたが、今年は堂々と「連覇」と言っています。ズバリ、連覇の条件は。
岡田 去年と同じメンバーでは無理やと思っているからね。投手も野手も、一人でも二人でも新戦力は要るわな。俺は評論家やったけど(2022年の)ヤクルト、('20年の)巨人とか、ちょっと前の広島とか見とっても、プラスアルファがあったから連覇できたと思うで。やっぱり新戦力よ。どこも同じメンバーでは勝ってないと思うな。
野手の伸びしろ、投手の伸びしろ
――今年、タイガースの伸びしろはどのあたりにあるのでしょう。