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[現地記者の目]英国戦士たちの現在地 三笘薫/冨安健洋/遠藤航/中山雄太

posted2024/01/21 09:00

 
[現地記者の目]英国戦士たちの現在地 三笘薫/冨安健洋/遠藤航/中山雄太<Number Web> photograph by Getty Images

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田嶋コウスケ

田嶋コウスケKosuke Tajima

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フットボールの母国に渡った4人の代表選手たち。異次元のスピード、激しい接触、連戦と移動――。厳しい環境で切磋琢磨の日々を送る彼らの姿は、目利きの番記者たちにはどう映っているのか。

 サムライ戦士たちは、サッカーの母国イングランドでどのような評価を受けているのか。日本代表メンバーに選ばれた三笘薫、遠藤航、冨安健洋、中山雄太の4人について、所属クラブの番記者に話を聞いた。

「シーズン序盤、カオルのプレーに胸を高鳴らせた」と語るのは、スポーツサイト『ジ・アスレティック』でブライトン番を務めるアンディ・ネイラー記者である。試合が週1回程度だった序盤戦で三笘が活躍し、期待が否応なしに膨らんでいたという。

「プレミア挑戦2年目の今シーズン、カオルはスタートダッシュに成功した。最たる例は、第2節ウォルバーハンプトン戦のスーパーゴール。マーカーに肩を引っ張られていたがモノともせず、ドリブルを加速させて豪快にネットを揺らした。フィジカルもスピードも向上しているからこそ生まれたゴールで、昨シーズンを上回る爆発を予感させた」

 ネイラー記者は「ところが……」と言葉を続ける。9月下旬に欧州リーグが開幕すると、チームは過密日程に突入。中2~3日での連戦が続き、三笘は結果がついてこなくなった。

「欧州大陸とイングランド内を移動しながら、1週間に2試合を消化することに慣れていないのは明らかだった。疲れの影響は大きく、時間の経過とともにインパクトは薄れていった。そうは言っても、ブライトンのエースであることに変わりはない。好調時に比べると動きのキレは落ちたが、ファイナルサードにおける崩しの切り札として機能した。ブライトン内だけで評するなら及第点のパフォーマンスは示した」

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