「私が掲げる『超速ラグビー』の実現に必要と思える人材です。サンゴリアスのフランカー、山本凱は177cmですが、彼はタフでフィットネスも十分です。いま、サンゴリアスにはニュージーランドの主将だったサム・ケインが来日し、山本にもいい刺激になっているでしょう。彼がオープンサイドフランカー（7番）となれば、6番にはパワーのある選手を配置して、6番と7番のコンビネーションを図る。超速ラグビーを実現できる人材であれば、サイズは関係ないのです」

　リーグワンだけでなく、大学の試合にも足を運び、何人か楽しみな選手を発見したという。

すでに精力的にリーグワン、大学の試合を視察している　©Getty Images

「京都産業大学、そして早稲田にも魅力的な選手がいました。帝京と天理はまだ見ていないので、1月2日の大学選手権準決勝を楽しみにしています」

　もともと、エディーさんは若手の登用を好む。オーストラリア時代はマット・ギタウ（CTB）、日本代表では福岡堅樹（WTB）、そしてイングランドではマーカス・スミス（SO）やフレディ・スチュアード（FB）などを登用してきた。

　2027年のW杯で結果を出すためには、現在の大学生が何人か代表に入ってくる必要がある。大学で練習するだけではなく、レベルの高い環境をどうやって用意するか、エディーさんは頭を働かせているようだ。

「これからは、大学とリーグワンが連携して強化を図っていく必要があります」

　大学のシーズンが終わってからの環境の整備。大学側の思いや、学業をどうするのかといった課題はあるが、この部分に着手することを念頭に置いているのは間違いない。

“厳しい質問”「歓迎ムードでないのは理解してます」

　また、チームのマネージメントについては日本代表を経験した人物と協同作業を進めていきたいと話す。

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