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「レースクイーンは必要か?」女王・藤井マリーにズバリ聞いた“不要論“「私の個人的な意見ですが…」「モータースポーツの存在すら忘れられてしまう」 

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田中仰

田中仰Aogu Tanaka

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photograph byShiro Miyake

posted2023/11/19 11:01

「レースクイーンは必要か?」女王・藤井マリーにズバリ聞いた“不要論“「私の個人的な意見ですが…」「モータースポーツの存在すら忘れられてしまう」<Number Web> photograph by Shiro Miyake

F1の世界ではグリッドガールが廃止され、レースクイーン的存在は世界的に見れば稀だ。日本ではなぜ必要とされているのか、トップレースクイーンに聞いた

家族に言われて気づいた「初心者の障壁」

――藤井さんは大のDeNAファンとのことですが、野球などメジャースポーツとの差は感じますか。

藤井 観客は圧倒的に少ないですね。仕方ないことですが開催日数も少ないですし。野球やサッカーと比べて、アクセスも厳しい……。神宮球場みたいな場所にサーキットないですからね(笑)。それに加えて、チケット購入の難易度が高いんです。

 というのも、私が卒業することを知った家族がサーキットに観に来てくれることになって。そのときに買い方が難しい……と泣きつかれたんです。実際、6年以上レースクイーンをやってきた私が見ても難しかった。会場が広く、入場できるエリア別にチケットが分かれているのですが、「ピットウォーク」と書かれていても、それが何かわからない人も多いですよね。専門用語が多くて、ファンの方は困惑するだろうなと。その点、野球はすごく気軽にチケットを買えるじゃないですか。初心者の障壁をなくすことも必要だと思います。

いつの間にか夢は…

――レースクイーンを卒業しても、気持ちは“モータースポーツ界の一員”のままですか。

藤井 卒業してもレースクイーンやレースを身近に感じてもらえるよう、モータースポーツを盛り上げる活動をメインに、一歩外に出てさまざまなメディアで発信していけたらと思っています。タレントを志望して事務所に入ったけれど、いつの間にか夢は「サーキットにたくさんのお客さんを呼びたい」に変わってました。

 <「レースクイーンになるまで」編もあわせてお読みください>

#1から読む
「失踪した父が知らない女性と…」「“砂時計ボディ“の愛称、気に入ってます」レースクイーン・藤井マリーの激動半生「なぜ化粧品販売からサーキットに?」

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