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「水着で面接が当たり前です」レースクイーンの女王・近藤みやびに聞いた“レースクイーンだけで生活できる?”「高嶺の花と思っていたけど、実は…」
posted2022/10/23 17:00
text by
齋藤裕Yu Saito
photograph by
Shiro Miyake
そもそも、レースクイーンとはどのような存在なのだろうか。2021-2022シーズンに2度目のレースクイーン・オブ・ザ・イヤーを獲得した近藤みやびさんに「レースクイーンになるまで」と「なってから感じたこと」について話を聞いた。全2回のうち第1回/後編は#2へ
パチスロがきっかけ
――レースクイーンを目指したきっかけを教えてください。
近藤みやび(以下、近藤) もともと全然モータースポーツとかに興味はなくて、21歳の時に、あるレースクイーンと出会ったのがきっかけでした。当時、ブライダルの専門学校に通いながら、地元・所沢のパチンコ屋でバイトをしていて、業務の中で、「パチスロラブ嬢」という台を見ている時に「誰だ、このカワイイ人は!」と目が釘付けになりました。調べてみるとその人が水谷望愛さんという方で、レースクイーンをやっているということを知って、「私もなりたい!」となったのがきっかけでした。
――なりたいと言ってなれるものなんでしょうか?
近藤 それがタイミング的にめちゃくちゃギリギリで。レースクイーンが所属するチームはシーズンが4月頃から始まるので、12月から3月くらいまでがオーディションの期間なんです。なりたいと思ったのが冬の2、3月くらいで、とりあえず片っ端から応募して、最初のチーム(SUPER GTのTEAM MACH「マッハ車検ギャル」)に決まりました。
服装は水着で受けるのが当たり前
――オーディションというのは何をするんですか?
近藤 書類選考があり、面接をするという流れになります。ポーズを取ったり、ウォーキングをしたり。チームによっては歌ったり、踊ったり。服装は水着で受けるのが当たり前で、自前で準備しています。
――水着で質疑応答があるんですか?
近藤 はい、「なんでレースクイーンになろうと思ったか?」とか「うちのチームを志望した理由は?」とかを聞かれたりします。体のラインやプロポーションも見るので、基本水着でオーディションというのが多いと思います。個別であったり集団面接だったり、面接官も男性、女性、その比率や人数もチームによってさまざまですね。