「やっぱり、あれだけのバッティングを見せられたら、いりません……って言える球団なんて、ありませんよ。私には“大きな吉田正尚（レッドソックス）”に見えました」

　とはいえ、父親（佐々木洋監督）としては、まず進学して、見聞を広げて、人間としての幅と奥行きを養ってほしい……そんな願望もあるのではないか。

「心情として、それはわかるような気はしますけど。でもねぇ、あれだけの器ですからねぇ、預かった大学の監督さんのほうも、困っちゃうと思いますよ」

　これだけの器だけに、気になる佐々木麟太郎の「この先」。スカウトの方が言う通り、このあたりがホントのところなのかもしれない。

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