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「良かったねえ、ここに来れて」渋野日向子が“激動の1年”を総括…初V達成の古江彩佳は「70~80点」英語上達はディズニーのおかげ? 

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南しずか

南しずかShizuka Minami

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photograph byShizuka Minami

posted2022/11/23 06:01

「良かったねえ、ここに来れて」渋野日向子が“激動の1年”を総括…初V達成の古江彩佳は「70~80点」英語上達はディズニーのおかげ?<Number Web> photograph by Shizuka Minami

上位60名に限られる米女子ツアー最終戦に出場した渋野日向子。浮き沈みが激しいルーキーイヤーだったが、得るものも多かった

 2人とも早速来季の目標を口にするあたり、いかに真摯にゴルフに向き合っているかがわかる。だが、「年々、勝つことが難しくなっている」と語るのは、今季の最優秀選手賞を受賞したリディア・コ(ニュージーランド)だ。

「(数年前までは)アメリカ、ヨーロッパ、韓国などの数選手が飛び抜けて良かったですが、選手層が厚くなっています」

 確かに今季32試合の優勝者を見ると、14カ国の選手が並んでいる。複数回の優勝者はわずか5名のみ。米女子ツアーも群雄割拠の時代である。

「ほぼ全ての選手がトラックマンなど弾道計測器を使っています。コーチがそばにいなくても、スマホに入れたアプリで自分のスイングをチェックするシーンもよく見ますね。メンタルやフィジカルのトレーニング動画もすぐに見ることができますから」(片平)

 テクノロジーの進化などさまざまな要因があるが、ツアー全体のレベルが上がっていることを象徴するシーズンでもあった。裏を返せば、それは誰にでもチャンスがあるということでもある。経験値を積んだ2人が来季はどんな変化を見せるか。大いに期待できる戦いぶりだった。

 米ツアーのルーキーイヤーを終えた2人は、今シーズンの締め括りとして、国内女子ツアー最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」に揃って出場する。

「楽しみな試合だし、出場権があるので、そこに参加したいという思いで試合に行きます」(古江)

「アメリカとは違う難しさがある。楽しんで出来るように頑張りたい」(渋野)

 すぐに米国フロリダから宮崎県へ移動した2人。日本のファンの前で成長した証を見せることを誓っていた。

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

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