盤上・盤外の話題も少しだけ。第3局2日目に豊島九段が1手3時間3分という超・大長考に入る場面がありました。サッカーファンとしては「これたとえば、PSGのジャパンツアーとE-1選手権の日本戦を2試合見ても、まだ豊島九段考えてるってことだよな……」と思うと、ブルっとしました。

©Junsei Chida

お馴染みおやつでは、2人の対局ではおなじみの「藤井王位のカワイイお菓子vs豊島九段の鮮やかすぎフルーツ盛り合わせ」が。特に第2局の「かっぽん」ケーキは会場の札幌・定山渓温泉近くに住むカッパくんモチーフということで……カッパキャラの自分としては親近感しかない!! 立会人の深浦九段や副立会人の中村太地七段たちが食している様子、Twitterで流れてきておいしそうでしたし、今度北海道に行くときは仲良くなってきます（笑）。

3）藤井五冠コラボのケーキ、里見女流四冠の棋士編入試験

　藤井王位に挑んでいる豊島九段は、8月末にもう一つのタイトルマッチが始まります。第70期王座戦挑戦者決定戦で大橋貴洸六段に勝利。永瀬王座の待つ五番勝負に挑みます。おふたりの対局は2年前の叡王戦のように超タフな戦いのイメージがあるので、この1カ月で将棋を見る体力をしっかり作らないとな……と思ってます（笑）。

　ちなみに……初タイトル挑戦にわずかに届かなかった大橋六段は“シン藤井キラー”ぶりと、目を引くファッションで人気急上昇中です。妻氏は「大橋六段がタイトル戦出てきたら、すごい着物姿だろうから見てみたかった気もするな～」と言っていましたが、その実力ならば今後どこかのタイトル戦できっと見られるはず！ 心待ちにしたいと思います。

　公式戦で言えば、竜王戦決勝トーナメントで稲葉陽八段が19歳の伊藤匠五段相手に50手目まで消費時間「たった1分だけ」だったのも衝撃でした。その時点で2人の残り時間は「伊藤五段1時間12分、稲葉八段4時間59分」ってのは初めて見ました。

　里見香奈女流四冠は8月からスタートする棋士編入試験を前に、叡王戦で藤井聡太五冠と戦った出口若武六段らプロ棋士相手に勝利を積み重ねています。「も、もう合格でも？」とも思っちゃいますが、本番に向けて期待大です。Twitter上でまさかの「羽生・渡辺超え」をしたのは香川愛生女流四段！ それは何かというと、将棋界で唯一の認証バッジがついたとの話。……Twitter関係者の方、ぜひ偉大な羽生九段と渡辺名人にもバッジを（笑）。

　最後に、先ほどの「かっぽん」と少し関連する？ 我が家の「藤井五冠の限定ケーキと飲み物」ネタです。

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