――麻雀の戦略や細かい選択についてSNSに書くと、考え方の違いから論争が勃発する、ということもしばしばありますよね。

岡田　そうなんです。「麻雀プロ、SNS論争問題」はあると思います（笑）。他の競技もそうだと思いますが、麻雀も常に微差な選択を突き付けられるし、裏目があるから失敗とみられることも多く、選手によって選択肢も違うから論争になりやすいんだと思います。

――腹に据えかねることや釈明したいことがあっても、自制心を働かせて……。

岡田　だから舐められるのかもしれませんけどね（笑）。麻雀が麻雀である以上、どんなに正しいことを言っても批判を受けるのは仕方ない。なら、余計な論争の火種になるような投稿はやめてしまおう、と。真剣でフェアな議論は、SNS上じゃなくても麻雀プロ同士でいくらでもできますから。

「白髪交じりになってもビシバシ麻雀を」

――経験豊富なベテラン雀士たちがしのぎを削るなか、若くして大舞台で活躍している岡田プロですが、ライバル視している選手はいるのでしょうか。

岡田　よく名前を出させてもらっているのは、丸山奏子（赤坂ドリブンズ）さんですね。年齢も一緒ですし、プロ歴もほぼ一緒で、Mリーグ入りしたタイミングも同じ。いつもはめちゃくちゃ仲が良くて、お互いの家に行ったりもする関係なんです。でも、麻雀では絶対に負けたくないですね。

――岡田プロと丸山プロはともに28歳、現在のMリーグではもっとも若い世代です。今もモデルやグラビアの仕事を継続している岡田さんですが、麻雀プロは何歳まで続けたいと考えていますか。

岡田　芸能的な仕事にはどうしても年齢的な限界があるものだと思いますけど、麻雀は還暦を迎えたあとも第一線で戦える競技じゃないですか。それこそ、2021シーズンに67歳でレギュラーシーズン2位（32人中）に入った沢崎さんが証明してくれましたから。私もそんな大先輩にならって、健康でいられるかぎりは何歳になっても続けていたいです。白髪交じりになってもビシバシ麻雀を打っていたら、それはそれでカッコいいと思うので（笑）。

（撮影＝杉山拓也）

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