場外のショップにはこちらも今まで見たことのない行列が……それでも筆者も最後尾に並び、待つこと30分。ショップに入ってお目当てのものを持ってレジへ。こちらも50人ぐらいの行列が。見ると前後の人も同じものを持って並んでいた。

　そう、佐々木朗希の、ビジターのブラックのユニフォームである。

　そしてこれは個人的なコレクションなのだが……観戦の熱気を何かの形で残したいという、自己満足なコレクションのひとつ、「現地の空気」である。

　実は過去にもイチロー氏の引退試合や大谷翔平のメジャーデビュー戦、松坂大輔氏の引退試合、佐々木朗希の初登板などの空気を持ち帰っているのだが……未だに家族に全く受け入れられておらず、反応はいつもこうだ。

「もう（空気）抜けてるし」

　たしかに空気はもう抜けているだろう……ただこのボトルを覗きながら、その瞬間の光景を思い出せるまさにスポーツメモラビリアなのだ。

音・熱気・空気感……やはり生観戦に限る

　最後に、前回28年前の槙原寛己氏の完全試合達成の時、筆者は大学生だった。30年に一度の大記録だが、佐々木朗希ならまたやってくれそうな気がする。佐々木朗希は、遠くない未来にメジャーリーグに挑戦するだろう。

　前述したように、5回終了の段階でもチケットが残っている状況だった。野球ファンの方はもちろんそれ以外の方も佐々木朗希が日本で投げている間にぜひ生で観て欲しい。

　直球がミットに響く音・熱気・空気感はやはり生に限る。

　筆者もショップを出たあと、気付いたらチケットカウンターに並んでいた。次は17日の日曜日の登板を予想している。

＜「佐々木朗希の105球の破天荒さ／高卒ドラ1捕手・松川虎生もスゴい」編に続く＞

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佐々木朗希20歳の完全試合は「漫画超え史上最高の105球」 過去15例と比べても破天荒な理由の数々〈13連続奪三振＋19K＋164km〉

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。