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野球クロスロードBACK NUMBER
全野球ファン待望(!?)の“楽天・島内宏明ベスト語録2021”発表!「石井GMにゴマすってます」「サロンパスを37枚貼って寝よう」
text by
田口元義Genki Taguchi
photograph bySankei Shimbun
posted2021/12/20 06:01
2011年ドラフト6位で楽天入りした島内宏明。今季、打点王を獲得した
【ノミネート5】
10月7日 ロッテ戦 4回に佐々木朗希からタイムリー二塁打
「打ったのはストレート。佐々木君、君は化け物か?」(真顔で)
選考理由=あの島内選手が「化け物」と唸ったから
益田「佐々木選手は、高校時代から160キロを超えるストレートを投げていて、『令和の怪物』と呼ばれているそうで。僕は実際に打席に立ってボールを見たわけではありませんが、島内選手が『化け物』と言うくらいですから、改めて『すごいピッチャーなんだな』と。打ってもなお、相手を称える彼には、もはや尊崇の念しかありません」
島内「真っすぐもいいんですけど、フォークがエグいんですよね。身長あるんで(190センチ)ボールに角度がつくじゃないですか。だから『変化する』っていうより、高いところからそのままボールが落ちてくるような、落ちてることすらわからない時もあるんで、見極めづらいんです。あれはズルいですね(笑)。益田さんも『平成の怪物』松坂大輔さんと対戦した経験があるから、僕の『ズルい』って気持ち、わかると思うんですよ」
※球団配信コメントは原文ママで掲載しています
「広報さんが勝手に出しているから」
今季は昨季の53打点を大きく上回る96打点。野手は打点を挙げるとコメントを残すため、島内のフリーダムかつ時にエキセントリックでファンタスティックな、オリジナリティ溢れる語録が数多くファンに届けられた。
でも、ひとつ疑問が残る。
そういや去年、「来年(2021年)はコメントを出さない」的なことを言ってなかったっけ? それなのに、実際にはコメント配信を継続しているどころか、さらにグレードアップを果たしているではないか。島内の弁。
「いやだから、それは広報さんが勝手に出しているから。僕もびっくりするんですよ、試合中に(笑)」
益田広報のドスの利いた声、再び。
「よう言いますわ、ホンマ。どっちがびっくりするかって話ですよ。打点王を獲ったくらいですから、たくさんコメントを出してくれて球団としてはありがたいですけど」
グランプリ発表は後編で(このページにヒントあり!)
――そんなわけで、後編では益田広報にグランプリと準グランプリを発表してもらいます。
「難しいですねぇ。どれも気に入っているし、なにせ……癖が強い!」
さぁ、グランプリやいかに!?
ロマン溢れるコメント。
ん? そうそう。
パンチ力のある打法も忘れずに。
すー。(後編につづく)