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《南野拓実にとってはチャンス!?》アフリカ選手権開催で主力の離脱が…来年1月に最もダメージを受けるプレミアのクラブはどこか

posted2021/12/10 17:01

 
《南野拓実にとってはチャンス!?》アフリカ選手権開催で主力の離脱が…来年1月に最もダメージを受けるプレミアのクラブはどこか<Number Web> photograph by Getty Images

エジプト代表のサラーとセネガル代表のマネ。リバプールは2人の得点源を1月に失うことになるかもしれない

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粕谷秀樹

粕谷秀樹Hideki Kasuya

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チェルシーはケパの失地回復に期待

 来年1月9日にカメルーンでアフリカ選手権が開幕するが、プレミアリーグ各クラブは対応に大わらわだ。

 トッテナム、リーズ、ニューカッスル、ノリッチは無傷である。この4チームは、アフリカ選手権に招集される選手を擁していない。リヤド・マフレズ(アルジェリア代表)1人のマンチェスター・シティも、大きな戦力ダウンには至らないだろう。

 しかし、新型コロナウイルスの陽性反応を示し、12月4日のワトフォード戦でようやく復帰に至ったケビン・デブライネの状態は気になる。ジョゼップ・グアルディオラ監督によると「コンディション調整に時間がかかるタイプ」とのこと。ベストな状態に戻るのが遅れた場合はベルナウド・シウバとイルカイ・ギュンドガンの負担が増し、シティ全体にマイナス影響を及ぼしかねない。

 シティ同様、チェルシーも大人数が留守にするわけではない。エドゥアール・メンディ(セネガル代表)とハキム・ジエシュ(モロッコ代表)の2人だけだ。いやいや、それも一大事である。メンディはここまで14試合でゴールを守り、シティと並んでのリーグ最少失点タイに貢献しているだけに、彼が抜けるのは痛い。

 代わってゴールを守るのはケパ・アリサバラガだ。昨シーズンの絶望的な不振からは脱出したものの、メンディのような安定感はない。三番手のマーカス・ベッティネッリは明らかな力不足だけに、トーマス・トゥヘル監督もケパに重きを置かざるを得ない。

 スペイン代表歴を持つGKは、失地回復なるか。昨シーズンのようなプレーが続くと、チェルシーのプランは根底から覆ってしまう。

レスターはレギュラークラスがこぞって離脱か

 レスターも大打撃を被るだろう。

 ナイジェリア代表のケレチ・イヘアナチョとウィルフレッド・エンディディ、ガーナ代表のダニエル・アマーティ、セネガル代表のナンパリス・メンディを欠くことになる。いずれもレギュラークラスで、やり繰り上手なブレンダン・ロジャーズ監督も、さすがに頭を抱えずにはいられない。

 現在、負傷で戦列を離れているウェスレイ・フォファナとジェイムズ・ジャスティンが1月中に戻ってくると言われているが、イヘアナチョをはじめとする4選手の戦線離脱は痛すぎる。おそらくレスターは、ベストメンバーを一度も組めずシーズン後半戦を迎えることになるだろう。

【次ページ】 マティプの決断がリバプールの運命を左右する

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