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23歳バースデー冨安健洋は《若くて強いアーセナル再建計画》の象徴… “90年代の伝説4バック”と引き合いにされる「明るい未来」
text by
田嶋コウスケKosuke Tajima
photograph byStuart MacFarlane/Getty Images
posted2021/11/05 06:00
(左から)ベン・ホワイト、セドリク・ソアレス、ティアニー、冨安健洋。アーセナル再建へ世代交代は確実に進んでいる
vsリバプール、vsマネが本当の試金石
開幕3連敗を喫した際にはアーセナル界隈に絶望感が漂っていたが、チームに必要とされたピースが揃い、攻守のバランスが整いつつある。若さゆえに勢いも強く感じられる。
戦術面でも進化の跡が見える。レスター戦では、相手の出方に合わせて「4-4-2」→「4-2-3-1」と試合途中で柔軟にシステムを変更。複雑、且つ高度な戦術を志向する、アルテタ監督のやりたいサッカーがスムーズに体現できるようになってきた。
それでも、今はまだチェルシーやリバプール、マンチェスター・Cといった強豪クラブとは大きな力の差がある。その意味でも、今月20日に行われるリバプールとのビッグマッチが、ヤングアーセナルの試金石になりそうだ。
冨安としても、対峙するセネガル代表FWサディオ・マネを抑えられるか。ワールドクラスとのマッチアップは、試合の流れを決める重要な要素になるだろう。
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