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大谷翔平17歳「藤浪君、高いな」「野茂さんがやったようなことを…」 かわいさとスゴさだらけの二刀流伝説《高校野球・日本ハム編》
posted2021/09/11 17:02
text by
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph by
Hideki Sugiyama
<名言1>
記念撮影で藤浪君と並んだ時に、自分より高いなって。
(大谷翔平/Number814号 2012年10月11日発売)
◇解説◇
大谷翔平は高校3年生の最後の夏、岩手大会でアマ球界史上初となる160kmをマークしながらも甲子園の大舞台にたどり着けなかった。しかしその一方で、高校野球でも数々の伝説を作っている。
まずは2011年のこと。夏の甲子園1回戦で帝京相手に敗戦したものの、4回途中からマウンドに上がった大谷は2年生投手として甲子園史上最速タイとなる150kmをマークした。
そして翌2012年のセンバツ開幕初日、第3試合で大谷擁する花巻東は大阪桐蔭と対戦した。当時、大阪桐蔭のエースは藤浪晋太郎。それぞれ“みちのくのダルビッシュ”、“なにわのダルビッシュ”と評された2人の対決――投手・大谷は5回まで無失点に抑えたものの、最終的には11奪三振11四死球9失点と崩れた。
しかし2失点で完投勝利した藤浪を慌てさせたのは打者・大谷だった。2回、藤浪の甘く入ったスライダーを強振すると、先制ホームランを叩き込んだのだ。
敗戦したのは悔しいはずだったが、藤浪との記念撮影について「190cm(当時の身長)になってからは、自分より大きい人はいないと思っていたのですが」。楽しそうに振り返る姿は、今も昔も変わらない大谷の“愛嬌”なのかもしれない。
「野茂さんがメジャーに行った頃は」
<名言2>
野茂さんがやったみたいなことを果たしたい気持ちがあります。
(大谷翔平/NumberWeb 2012年10月22日配信)
◇解説◇
大谷はドラフト会議前からすでに日本球界だけでなく大リーグの球団から注目され、一度はアメリカ行きへの決意を明かしていた。