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巨人2mルーキー秋広優人“高卒1年目で一軍”のカギは? 松井・筒香はできず、清原・坂本はできたこと【ノムさんも指摘】
text by
鷲田康Yasushi Washida
photograph bySankei Shimbun
posted2021/03/12 17:03
3月6日の日本ハム戦でオープン戦初ヒットを放った巨人・秋広
本当の意味での“大人の世界”の始まり
このときの坂本はもちろんまだまだ発展途上ではあった。それでもその変化球を含めた対応力の高さが、監督にプロ2年目からレギュラーとして使い続けようと決意させた根拠でもあったのだ。
開幕まで2週間。
これからオープン戦の投手の投球は、どんどん実戦モードに入って、変化球の切れもアップしていく。いよいよ本当の意味での“大人の世界”の始まりということだ。
松井さんも筒香も、プロ1年目にはその“大人の世界”に面くらい、苦労して対応するまでには少し時間がかかった。もちろんそれだけ本物のプロの変化球とは凄いもので、それに対応するのが並大抵のことではないということでもある。
その“大人の世界”に秋広がどう足を踏み入れてついていくのか。残り2週間の打撃内容のポイントは、そこになるのだろう。