「つよ美しい」白毛馬がついに頂点に

　本来なら、もう少し早く動いて、後続に脚を使わせる形にしたかったところだろう。このような瞬発力勝負は得意な形ではないはずだが、それでも「名勝負」と言える叩き合いを力で制した。

　無敗で阪神ジュベナイルフィリーズを制したのは昨年のレシステンシアにつづく史上13頭目。1979年に日本で初めて白毛馬が誕生（ハクタイユー）してから41年後、ついに白毛馬が頂点に立った。

　かつて、ソダシの伯母ユキチャンが川崎に移籍してから管理した山崎尋美調教師は、ユキチャンを「つよかわいい」と表現した。

武豊騎乗のユキチャン　(C)AFLO

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　ソダシは、ユキチャンより13歳も若いのだが、「かわいい」というより「綺麗」とか「美しい」のほうが似つかわしい。ということは、「つよ綺麗」か「つよ美しい」となるのか。

　それはさておき、ソダシをヒロインとする「白毛伝説」はこれからどのようなストーリーを見せてくれるのか。大きな楽しみを与えてくれる馬が、また一頭増えた。