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ネット配信や屋外開催も。
模索すべき興行の“カタチ”。
~新しい格闘技の見せ方を~
posted2020/06/06 08:30
text by
布施鋼治Koji Fuse
photograph by
AFLO
「観客数は制限されるし、外国人選手もすぐ呼べそうもない。これからは、大きな団体ほど大変になってくるかもしれません」
緊急事態宣言明けの展望を聞くと、RIZINの笹原圭一広報事業部長はため息をついた。
「これまでのスタイルではなく、別の興行スタイルを模索しないといけないかも」
新型コロナウイルスの感染拡大によって格闘技界は3月以降、大半の興行は延期や中止に追い込まれた。その後日本政府は、緊急事態措置を延長していた5都道県の解除を5月25日に発表。それに伴い、6月19日から無観客での実施は可能になった。7月10日以降は観客ありで行えるようになるが、笹原部長が嘆くように、その数は上限を5000人とする収容人員の50%以下に限定されている。8月に入ったら上限の設定は撤廃される予定だが、50%以下という指標は変わらない。