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選手とMLBの溝は埋まらず。
対立の先に光明はあるか。
posted2020/06/08 18:00
text by
四竈衛Mamoru Shikama
photograph by
Getty Images
公式戦の開幕日が依然として定まらない中、米国内ではいろいろな意見が飛び交っている。MLBとオーナー陣が、7月上旬の開幕を前提に開催案をまとめ、健康・安全面に関する文書を選手会に通達したものの、選手側から不安視する声が出たのをはじめ、まだ先行きは見えていない。
その一方で、選手達は一部の上層部に任せっきりにしているわけではない。元来、主張する国民性でもあり、昨今は、選手や関係者らがSNSなどを通して、自らの考えを伝える機会が目立つようになった。ブレーク・スネル(レイズ)やブライス・ハーパー(フィリーズ)が、年俸削減案などに拒否姿勢を示したことで、一部マスコミや球界関係者からファン無視と批判される事態となった。