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魅惑の「チーム高橋」。慶彦に由伸、
直樹&一三、現役も礼ら豪華投手陣。 

text by

広尾晃

広尾晃Kou Hiroo

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photograph byNaoya Sanuki(L)/Hideki Sugiyama(R)

posted2020/05/14 08:00

魅惑の「チーム高橋」。慶彦に由伸、直樹&一三、現役も礼ら豪華投手陣。<Number Web> photograph by Naoya Sanuki(L)/Hideki Sugiyama(R)

日本球界に脈々と受け継がれるサブマリン高橋礼(左)と天才打者・高橋由伸。この苗字もまた多士済々だ。

5番デカ、6番信二と強打者が続く。

5番 高橋智(DH 1985-2001)
945試合2777打数737安打
124本塁打408打点24盗塁 打率.265

 ニックネームは「デカ」。194cm100kgの巨漢で、イチローが売り出したころにオリックスの中軸打者として活躍した。打ち出すと止まらないタイプで、1992年には8試合連続長打のNPBタイ記録を残した強打者。のちにヤクルトでもプレーした。

6番 高橋信二(捕手1997-2014)
917試合2888打数768安打
82本塁打416打点22盗塁 打率.266

 日本ハム時代は強打の捕手として中軸を打っていた。2004年には26本塁打84打点の成績を残し、得点圏打率も高いクラッチヒッターだった。のちに一塁手に転向。巨人、オリックスでもプレーした。

1試合で全9ポジションを守った男!

7番 高橋博士(右翼手1964-1982)
1288試合3109打数790安打
60本塁打314打点37盗塁 打率.254

 野村克也が全盛期の南海に捕手として入団した。そのため出場機会を増やすべくユーティリティプレイヤーとなって活躍した。南海、東映・日拓・日本ハム、ロッテでプレーしたが、日本ハム時代の1974年9月29日の南海戦での1試合で投手・捕手・一塁・二塁・三塁・遊撃・左翼・中堅・右翼と全9ポジションを守った記録を持つ。

8番 高橋二三男(左翼手1971-1979)
491試合1051打数255安打
7本塁打51打点45盗塁 打率.243

 西鉄・太平洋、ロッテでプレーした左打の外野手。164cmと小柄だったが駿足巧打で鳴らした。バントも巧みだった。

9番 高橋光信(一塁手1998-2010)
398試合510打数129安打
21本塁打76打点1盗塁 打率.253

 国際武道大時代、日米大学野球選手権で慶応義塾大学時代の高橋由伸と中軸を組んだ強打者。中日でも大いに期待されたが、レギュラーはつかみきれなかった。のち阪神でもプレーした。

【次ページ】 直樹&一三、重行に尚成も。

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