野球クロスロードBACK NUMBER
白樺学園、鶴岡東、健大高崎。
3校が複数投手性を選んだ契機。
text by
田口元義Genki Taguchi
photograph bySports Graphic Number
posted2020/05/11 07:00
左から白樺学園の戸出直樹監督、鶴岡東の佐藤俊監督、健大高崎の青柳博文監督。
後悔なき前進などあり得ない。
白樺学園、鶴岡東、健大高崎の3校を取り上げたのには理由があった。
――教え子で印象に残っている投手は?
この問いに指揮官たちは、現在の投手起用に至る重要な分岐点となった、前述の絶対エースの名を挙げてくれたからである。
当時の起用は、現代の高校野球において酷使といった目を向けられるかもしれない。本当ならば触れたくない事象にもかかわらず回答してくれたのは、指導者と選手の信頼関係が今も息づいているからだ。
後悔なき前進などあり得ない。
高校野球の現場が、そう語りかけているような気がした。
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リポート、そして第2特集「笑顔の物語」では、上原浩治、松井秀喜、松坂大輔、そして金足農業などの記事がラインナップしています。
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