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世界を7度防衛、でも威圧感はなし。
拳四朗というボクサーの真の魅力。 

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渋谷淳

渋谷淳Jun Shibuya

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photograph byToshiya Kondo

posted2020/03/23 15:00

世界を7度防衛、でも威圧感はなし。拳四朗というボクサーの真の魅力。<Number Web> photograph by Toshiya Kondo

強そう、怖そう、という雰囲気は全くない。しかしだからこそ、拳四朗にはボクサーとしての凄みがある。

「誰とやっても負ける気はしない」

 福田氏は拳四朗の強さを「ソリッド」と表現した。「固体」、「中身が詰まった」という意味で、硬いパンチに「ソリッド」という表現が使われることもある。「すごく詰まっているというイメージなんですよ」とは福田氏だ。

 少年のような笑顔と、一時代名詞となったダブルピースは、拳四朗の親しみやすいキャラクターをアピールした一方で、このボクサーの本質である勝負師としての素顔や、鍛え上げられた肉体の強さ、技術の高さに目を向けにくくしたようにも思える。

「今のボクシングをしていたら誰とやっても負ける気はしないですね」

 硬派で「ソリッド」なチャンピオンは自らのボクシングにゆるぎない自信を持つ。目標とするV13に向け、その勢いは止まりそうにない。

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