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無観客試合に日本渡航自粛。
先の見えない新型肺炎余波。
~格闘技界にも巨大な影響が~

posted2020/03/02 07:00

 
無観客試合に日本渡航自粛。先の見えない新型肺炎余波。~格闘技界にも巨大な影響が~<Number Web> photograph by Getty Images

感染症の警戒レベルが引き上げられたシンガポールでは一部建物で入館時に検温を実施。買いだめ騒動も起きた。

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布施鋼治

布施鋼治Koji Fuse

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Getty Images

 新型コロナウイルス(新型肺炎)は格闘技界も大きく揺るがしている。発生源の中国・武漢ではボクシングの東京五輪アジア・オセアニア予選が行われる予定だったが、ヨルダンに変更された。レスリングの同五輪アジア予選も、開催地は中国・西安からキルギスに変更されると噂されている。

 プロ格闘技にも、その余波は容赦なく押し寄せている。2月上旬、中国・海南島で開催予定だったボクシングの世界タイトルマッチは興行そのものが中止になった。同月中旬、ムエタイの本場タイは日本国内の流行を受け、同胞の日本渡航自粛を要請し始めた。今後しばらくタイのムエタイ戦士やボクサーは、来日しづらくなるかもしれない。

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