彼だけが勇気をもってコメント。

　中国リーグには、1部に30人、2部に12人、計42人ものブラジル人選手が在籍する。

　中には、川崎フロンターレ、コンサドーレ札幌、東京ヴェルディで活躍した元ブラジル代表FWフッキ（上海上港）らJリーグ経験者もいるが、彼らのほとんどは母国ブラジルのメディアに対してすら口を閉ざす。

　その中で、当の武漢に所属するこの男だけが、勇気をもってコメントを発してくれた。

　彼が望むように、1日も早く事態が好転し、解決されることを祈りたい。

　そして、中国リーグが再開された暁には、この好漢が沈み切った武漢の町を盛り上げる獅子奮迅の大活躍を演じることを。