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東京五輪世代が次々と海外移籍の中、
J2愛媛で長沼洋一はどう飛躍する? 

text by

林遼平

林遼平Ryohei Hayashi

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photograph byEHIME FC

posted2019/10/02 11:00

東京五輪世代が次々と海外移籍の中、J2愛媛で長沼洋一はどう飛躍する?<Number Web> photograph by EHIME FC

世代別日本代表の右サイドを預かる長沼洋一。2列目や最終ラインの選手が注目される中、愛媛でどれだけ自らを磨けるか。

「自分は自分の成長速度で」

 毎回、代表に行くたびに刺激を受けているという。自分とは違うカテゴリーにいる選手たちの話を聞いては“早く上に行かなければ”という思いが募る。かと言って、焦っていては何も始まらない。そう考えれば、やるべきことは見えてくる。

「自分は自分の成長速度でやっていくしかない。周りも気にしないといけないというのもあるけど、結局自分のことは自分なんでね。まずは自分にベクトルを向けて何ができるのかを考えないと。自分のことは自分が一番わかっているので」

ラグビーW杯を見て感じること。

 J2リーグも残り8試合。

「とにかく結果を残して自分自身の価値をどれだけ上げられるか」によって未来は変わる。周りと全く同じ道など用意されていない。ステップアップするために、さらに上のレベルで挑戦するためには、自分の力を示していくしかない。

 それが、その先にある東京五輪につながると信じて。間違いなく多くの人が注目する大会に出るために。

「日本でラグビーW杯が開幕しましたけど、あれだけ注目されているのを見ると、東京五輪は相当注目されると思う。そう考えると是が非でも出たい。そのためには“やらなければ”という強い気持ちを持たないと。来年どこにいるか、どういうサッカーをしているかで、たぶんオリンピックも決まってくるし、その先もあると思う。いまはすごく大事な時期だと思っています」

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