舞の海秀平の名言 

上手を取られたら、人間の力という感じがしなかった。

舞の海秀平(相撲)

小兵力士として人気を博した舞の海は、当時18歳だった貴花田と対戦する機会も多かった。いくら強くても子供と大人では力が違うはず……。多くの力士が貴花田についてそんな風に考えていたというが、実際にぶつかってみると想像を超えた強さがあったのだという。「痛いです。当たっても弾かれるというか。万力で締め付けられるようでした」。のちに平成の大横綱・貴乃花へと上り詰めていく男は、10代の頃から桁違いのスケールだった。

Number972号(2019/02/14)

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