西岡良仁の名言
トップの選手に対してギリギリまでやることが今は大事。
西岡良仁(テニス)
2019/07/15
男子テニスと言えば錦織圭。そんなイメージが強いが、他の日本勢も奮闘を見せている。代表格は西岡だ。身長170cmは男子世界トップ100の中で見ると、最も“小兵”の1人である。そんな西岡が注目されたのは2019年の全仏オープン2回戦、フアンマルティン・デルポトロとの激戦だ。約30cmの身長差、そして全米オープン優勝経験のある実力者相手に真っ向から立ち向かい、フルセットまで持ち込んだ。最後は競り負けたとはいえ会場が「ヨッシィ、ヨッシィ」コールで称える勇敢な戦いぶりだった。「やるべきことをやってチャンスを見いだす」とも西岡は語る。体格差を跳ね返してみせる――そんな意欲が垣間見える。
Number981号(2019/06/27)