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ブラジルを「解放」したコパ優勝。
リオは季節外れのカーニバル状態に。
text by
沢田啓明Hiroaki Sawada
photograph byGetty Images
posted2019/07/08 12:30
守護神アリソンが優勝カップを持ち上げ、ファンも喜ぶ。開催国優勝というノルマをセレソンは成し遂げた。
チッチ監督もアウベスも感無量。
試合後、選手たちから胴上げをされたブラジルのチッチ監督は、「(開催国で、優勝を義務付けられていて)重い責任を感じていた。今日、やっと本当にセレソンの監督になれた気がする」と感無量の様子だった。
ダニエウ・アウベスは、「厳しい道のりだったが、自分たちを信じて努力を続けたのがこの結果につながった」と目を潤ませていた。
一方、敗れたペルーのガレカ監督は、「大会を通じて成長し、決勝までたどり着いたことを誇りに思う。敗れた痛みは残るが、このチームはさらに強くなる」と悔やしさをのぞかせながらも毅然としていた。
リオの中心部ではパブリック・ビューイングが行なわれ、数千人がブラジルの勝利に喜びを爆発させた。
試合後はステージでサンバが演奏され、人々は歌い、踊り、時季外れのカーニバルのような騒ぎとなって夜が更けていった。