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15連続KOの比嘉を筆頭に、「王国沖縄」復活の兆し。~ボクシングも「本土並み」という時代は終わり~
text by
前田衷Makoto Maeda
photograph byHiroaki Yamaguchi
posted2018/02/26 16:00
2月4日、比嘉はメキシコのモイセス・フエンテスに1回2分32秒KO勝ち。15連続KOで浜田剛史らに並んだ。
15連続KOの日本タイ記録をマークし、世界フライ級王座2度目の防衛に成功した比嘉大吾。地元沖縄でのフィーバーぶりを取材して感じたのは「ボクシング王国沖縄」復活の予兆だった。
これまで7人の世界王者を輩出している沖縄(地元ではJBC非公認の、江藤光喜と新垣諭を含めて9人としているが)。元々、空手発祥の地であり格闘競技が盛んだが、太平洋戦争末期からの米軍の占領という不幸な歴史的事実が、ボクシングの発展を後押しした。「瑞慶覧体育館で米兵相手に戦ったのが、沖縄のボクシングを強くした」とパイオニアの仲本盛次さんから聞いた。