10月、L・ハミルトンはこれまでできなかったことを二つやり遂げた。マレーシアGPの2位で昨年から20戦連続入賞、自己最高の19戦を超えた。続く日本GP優勝で21戦連続、この間表彰台16回の安定した戦績が際立つ。そして苦手の鈴鹿で初めてポールポジションを達成、'06年のM・シューマッハーのコースレコードも更新した。勝ったときのような至福の笑みが印象的だった。

　夏休み前は首位S・ベッテルに14点離されていたのを、後半ベルギーGPから5戦4勝の進撃で逆転。フェラーリ・チームにトラブルが多発した“幸運”にこう言った。