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グローブなし、頭突きもOK。ミャンマーラウェイの衝撃。~世界で一番危険な格闘技の名に偽りなし~
text by
布施鋼治Koji Fuse
photograph bySusumu Nagao
posted2016/06/15 09:00
修斗で実績を積んできた金子(左)。2度目のラウェイで、打ち合いの末に惜しくも敗れた。
“世界で一番危険な格闘技”という触れ込みは決してオーバーではなかった。これほどまでの強い衝撃を受けたのは、'94年3月に初めて生でUFCを観た時以来か。キックボクシング大会『ZONE4』(5月1日・横浜)の中で行なわれたミャンマーラウェイを目の当たりにしたら、何度も顔を覆いたくなった。
ルールを簡単に説明すると、グローブを付けない何でもありの立ち技格闘技。バンテージを巻いただけの拳で殴り合う。頭突きによる攻撃も合法だ。勝負はKO決着だけで、試合時間終了となれば引き分けとなる。試合中、セコンドがピンチと察するや一度だけタイムをかけられるという独自のルールも取り入れている。