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人生に効く「棚橋弘至のプロレス」。
1.4東京ドームで私達は何を目撃する?
text by
行成薫Kaoru Yukinari
photograph byEssei Hara
posted2019/01/03 10:00
IWGPヘビー級タイトル8度目の戴冠を目指す棚橋弘至。膝の調子も良いらしく、約3年ぶりの返り咲きを狙う。
新しい「新日スタイル」誕生か!
イッテンヨン、IWGPヘビー級選手権試合。
この試合は新旧イデオロギー対決などではない。
きっと、これからのプロレスの価値とはなんなのか、という問いに対する、現時点での新日本プロレスからの回答そのものなのである。棚橋とケニー、2人の相反するプロレスがミックスアップしたとき、新しい「新日スタイル」が生まれるに違いない。
長い夜を超えたライジングサンと、天頂で輝き続けるトップスター。
2つの光がぶつかることでどれほどのビッグバンが起こるのか、今はまだ想像もつかない。だが、どちらが勝っても、プロレス史に残る試合になることは間違いないだろう。今はただ、「刻が来る」のを待つとしよう。
作家・行成薫による、プロレスラーの「どん底からの挑戦」を描いた青春小説『ストロング・スタイル』。『1976年のアントニオ猪木』等で著名なノンフィクション作家・柳澤健氏が「想像を超えるフィニッシュだ」と絶賛した力作です。ぜひご一読下さい!
文藝春秋BOOKS
プロレスラーの「どん底からの挑戦」を描いた青春人情小説。
「強さとは何か」父母や友人らの言葉を得て、二人のレスラーが、たどりついた「答え」とは。
『2011年の棚橋弘至と中邑真輔』の著者
柳澤 健 氏、絶賛の人間ドラマ!
<本体1,700円+税/行成薫・著>
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