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朝日杯FSを勝って2歳女王になる。
大器グランアレグリアの大きな野望。
text by
島田明宏Akihiro Shimada
photograph byNIKKAN SPORTS
posted2018/12/15 08:00
前走はデビュー戦からプラス18キロで出走しての勝利。グランアレグリアの底はまだ見えていない。
勝てば2歳王者、とは限らない難しさ。
ここで印を。
◎グランアレグリア
○アドマイヤマーズ
▲ファンタジスト
△ケイデンスコール
×ニホンピロヘンソン
◎○△が、今年すでにGIを年間最多記録となる13勝しているノーザンファームの生産馬だ。
牡馬が勝って2歳王者となるには、勝ち方が問われる。というのは、札幌2歳ステークスと東京スポーツ杯を連勝中のニシノデイジーが12月28日のホープフルステークスを勝てば、そちらが2歳王者に選出される可能性が出てくるからだ。ニシノデイジー以外の馬でも、ちぎったり、ものすごい脚で差し切ったりというインパクト次第で、そちらに王座が行くかもしれない。
ふと思ったのだが、もし牝馬がホープフルステークスを勝ったらどうなるのだろう。
こんなふうにあれこれ考えてしまうのは、ホープフルステークスが昨年GIに昇格したばかりで、まだ立ち位置が定まらないからか。
ともあれ、今週の朝日杯が、同コース、同距離の阪神ジュベナイルに負けない好レースになることを期待したい。