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アーモンドアイ、まずドバイ照準。
国枝師が考える凱旋門賞への戦略。 

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平松さとし

平松さとしSatoshi Hiramatsu

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photograph bySatoshi Hiramatsu

posted2018/11/30 16:30

アーモンドアイ、まずドバイ照準。国枝師が考える凱旋門賞への戦略。<Number Web> photograph by Satoshi Hiramatsu

海外への展望を語る国枝栄調教師とアーモンドアイ。

ドバイとロンシャンへの思い。

「当時、自分はまだ調教助手でした。シェイク・モハメドがスポンサーとなって、ホースマンに世界で研修させてくれるドバイ奨学生制度というのがあって、7月4日から2カ月半、フランスやイギリス、アイルランドなどを観て回らせてもらったんです。もちろんロンシャン競馬場やシャンティイにも行かせてもらい、自然の中にある広大な調教場などに驚いたものです」

 競馬場ではシェイク・モハメドと接見する機会もあったと言う。

「当時の恩返しをする意味でも、まずはドバイで強いアーモンドアイをお見せしたいですね」

 そして、凱旋門賞について、続ける。

「ドバイ奨学生制度でヨーロッパへ行かせてもらった際、凱旋門賞も観たかったけど、その前に帰国しなければいけないスケジュールでした。だから凱旋門賞は今まで一度も生で観た事はありません」

 来年、アーモンドアイがエネイブルと直接対決するとなれば、35年前、心だけ置いてきたロンシャン競馬場についに足を踏み入れる事になる。

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