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畑岡奈紗の偉業にもっと注目を!
メジャー優勝目前まで迫れた理由。
posted2018/07/03 07:00
text by
南しずかShizuka Minami
photograph by
AFLO
半端ない。
畑岡奈紗の勢いが止まらない!
この2カ月に畑岡が達成したことを列記する。
・日本人史上最年少の19歳で米ツアー初優勝:ウォルマートNWアーカンソー選手権
・ホールインワン2回:キングスミル選手権、マイヤーLPGAクラシック
・出場した6試合のうちトップテン入り5回
そして、現地時間7月1日の「KPMG女子PGA選手権」(米国イリノイ州)最終日には、イーグル2個を含む8アンダーで、リーダーボードのトップまで駆け上がった。通算10アンダーで畑岡を含む3選手のプレーオフに臨んだが、1ホール目で惜しくも敗れた。
それでも畑岡は試合後の会見で「(最終日のプレーに)悔いはない」と言った。
「予想以上のゴルフが出来た。自分でもビックリする内容だった」
地元記者も「奈紗は近いうちに勝てる」。
「奈紗は近いうちに勝てるはず」と米国ゴルフ雑誌『Golfweek』のシニアライターのベス・アン・ニコルス氏が予想する。ニコラス氏は米ゴルフツアー取材歴15年以上を誇るベテラン記者である。
「アーカンソー選手権で奈紗は初優勝しましたが、注目すべきは『How she won it(どうやって勝ったのか)』という、その試合内容です。最終日に序盤からバーディーを重ねて、同組のレキシー・トンプソンとミンジー・リーを圧倒しました。たまたま運が良かったわけじゃないんです。『若手の実力者とガチで戦って勝てる』ことを証明したんです」
畑岡は「アーカンソー選手権」と「KPMG女子PGA選手権」の両大会とも最終日に8アンダーを出した。