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長谷部誠にとって忘れられない4年間。

posted2018/06/15 10:00

 
長谷部誠にとって忘れられない4年間。<Number Web> photograph by Takuya Sugiyama

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長谷部誠

長谷部誠Makoto Hasebe

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Takuya Sugiyama

日本代表は、決戦の地・ロシアへと向かう“船”に乗り込んだ。
キャプテンの長谷部にとって、集大成とも言える3度目の大舞台。
4年間チームの舵を取り続けた男は、静かにその決意を語る。

 ワールドカップを目前に控えた今の心境としては、素直に、楽しみにしているというのが正直なところです。個人としては、南アフリカ大会、ブラジル大会に次ぐ3度目のW杯。過去2大会の経験を活かして落ち着いた気持ちで本番を迎えたいと考えていますし、日本代表の一員として、誇りや責任を改めて強く感じています。

 この4年間は、感覚的にはあっという間でした。1分2敗でグループステージ敗退となったブラジル大会については、満足な結果を残せなかったから言い訳することはできません。ただ、僕自身、勝敗を分けたのは本当に小さな差だと感じていて、だからこそ、あの結果を受け入れるためには相当の時間を必要としました。今現在はしっかりと受け入れているつもりですが、すべてが整理されているわけではありません。今大会の結果やこれから先の日本サッカーの成長によって、ブラジル大会に対する僕自身の解釈も変わってくるのではないかと思います。

どうか、最後までともに戦ってください。

 正直に言えば、4年前、ブラジル大会を戦い終えたばかりの僕には、ロシア大会のピッチに立つ自分の姿を想像することができませんでした。それでも、大きなケガを乗り越えてピッチに戻り、日本代表としてはアジア予選を勝ち抜き、所属クラブではタイトルを取ることもできました。

 こうしてもう一度、W杯の舞台に立つチャンスをもらうことができたということは、この4年間が素晴らしい時間だったということだと思います。年齢を重ねて34歳になりましたが、自分自身に対する“違和感”はありません。むしろこれまでに積んできた経験を根拠とする自信は、とてもいい状態にあると言える気がします。

 W杯出場を懸けたアジア予選では、ファン・サポーターの皆さんに本当に素晴らしい後押しをしていただきました。結果が出ない時でも日本代表チームを心からサポートしてくださる皆さんには、感謝してもし切れません。直前の国内合宿にも本当に多くの人に足を運んでいただき、これからW杯を戦う僕らへの期待感を肌で感じることができました。本当にありがとうございます。心から感謝しています。

 だからこそ、ロシアでは個人としてもチームとしても躍動する姿を見せたいです。結果で期待に応えたい。どうか、最後までともに戦ってください。そして、ともに喜び合いましょう。ロシアの地で皆さんとともに歓喜の瞬間を迎えられるよう、全力で戦いたいと思います。

(構成・細江克弥)

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