近藤朱里のNo Challenge☆No Life!BACK NUMBER
UFC2戦目は完全アウェイの南米で!
近藤朱里、決戦前夜の勝利宣言。
posted2018/05/19 09:00
text by
近藤朱里Syuri Kondo
photograph by
Syuri Kondo
初めてとなる異国での試合。勝つか負けるか。ここで勝利を掴みたい。
とうとう決戦の日が近づいてきました。UFCの2戦目はチリ大会。なにせ南米は移動が大変なので、できれば避けたかったというのが正直なところです。
しかもチリ。地図で見た時、国が細長いというイメージしかなかったですが、日本からアメリカのダラス経由で約30時間。足がむくまないようにメディキュットを履きましたけど、やっぱりパンパンにむくみました。機内食も減量のため一食もとらず、代わりに持ってきたサラダを食べましたが、時間が経ちすぎたのか、ちょっと古くなった味がしたように感じました。
飛行機の中では全然眠れなかったです。でも、いろいろ映画がやっていたので、多分6作品くらいは観たと思います。特に実写版「シンデレラ」がすごく良くて、その時だけ苦痛な時間を忘れることができました。
疲労しているのに全然寝られない。
アメリカからチリに向かう途中、隣が日本から来ていた人だったのでびっくりしました。少しお話もできて嬉しかったです。しかもその方はペルー人で、日本人の旦那さんと子供と一緒にいて、なんとなく自分のお母さん(フィリピン人)を思い出しました。
チリに無事到着して、空港を出る時にスーツケースの中を調べられました。日本から持ってきた食べ物とかが没収されるんじゃないかとビクビクしましたが、大丈夫だったのでホッとしました。減量後のリカバリー用で、本当に大量に持ってきました(写真がそれです)。スーツケースの半分は食べ物と飲み物です。計量が終わったら、全部ひとりで食べるつもりです。今はまだ我慢……。
飛行機を降りたあと、チリの空港からタクシーで25分ほどのホテルに到着。疲労のあまり、部屋に入ってベッドに倒れこみました。だけど、疲れているのに全然寝られない。日本との時差は13時間。さっそく時差ボケでした。到着初日の夜は1時間寝ては起きて、を繰り返しました。でも、今はもう大丈夫。体調を整えるために試合の1週間前に現地入りして本当に良かったです。