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Jリーグのビデオ判定はどうなる?
試合が止まる時間は1分以下だが……。
text by
ミムラユウスケYusuke Mimura
photograph byJ.LEAGUE
posted2018/04/26 11:00
審判は孤独な仕事だ。正しくて当然、間違えれば猛烈なバッシングを受ける。VARが正しい判定を助けるのならば、その導入は必然だ。
誤審が減ることを望まない人はいないのだから。
例えばサッカーよりも複雑なルールがあるバスケットボールの試合では、試合前に簡単なルール説明が行なわれるし、試合中のある判定のときに、その判定のルールが場内のビジョンで提示される。それだけでも、会場に詰めかけているファンの人たちの印象は大きく変わる。
そう考えると、スタジアムでのアナウンスからメディアの報道まで含めて、VARについての理解を深めていくことで、VARに関する誤解と効用について理解を深めていくしかない。
忘れてはならないのは、これまで何度も誤審で涙をながしたり、怒りに我を忘れた人たちがいたことだ。誤審が減ることを望まない人は1人もいない。だからこそ、誤審を減らすための取り組みは避けて通れない。