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「ペケルマン監督でコロンビアは成長」
W杯対戦国、中盤の要が語った自信。
text by
フローラン・トルシュFlorent Torchut
photograph byFCF Seleccion Col
posted2018/03/30 08:00
32歳のカルロス・サンチェスは、中盤の要としてコロンビア代表全体の調子を左右するキープレイヤーの1人である。
ファルカオ、ロドリゲスには心配してない。
――ラダメル・ファルカオは、シーズン開幕当初は素晴らしかったですが、その後はモナコで足踏みを続けているようですが。
「何年も前から彼のことは良く知っているけど本物の“ティグレ(虎)”だよ。だから何も心配はしていない。ワールドカップでは本来の力を発揮してくれると確信している」
――4年前のワールドカップでは彗星のごとく活躍したハメス・ロドリゲスが、今季はレアル・マドリーからバイエルンに移籍しました。彼についてはどうですか?
「レアルでプレーするためのあらゆる資質をハメスは備えていた。うまくいかなかったのは単に環境の問題だったのだろうと思う。
バイエルンでは気持ちよくプレーしているように見える。
僕らにとってはとても重要な選手だ」
W杯は戦いやすいグループだとは思っていない。
――あなた自身がこの冬にエスパニョールに移籍したのはどうしてですか?
「フィオレンティーナではあまりプレーの機会がなかったから(今季セリエA出場9試合)、というそれだけだよ。
そんな時に、エスパニョールが僕のために扉を開けてくれた、ということさ。今はとても良くしてもらっているよ」
――ワールドカップでは日本、セネガル、ポーランドと同じグループです。コロンビアにとっては戦いやすいのではありませんか?
「そう思われているが、だからと言って安易に考えるべきではないと思っている。
ブラジル・ワールドカップでは、前評判が高くなかった僕らが衝撃であり驚きとなったわけだからね。
当然、僕らに対するロシア・ワールドカップでの期待はとても大きくなったわけだけど、それに応えられるだけの選手たちがコロンビアにはいるはず。
きっとコロンビアにとって、素晴らしい大会になると思うよ」