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リバプール移籍も相談された?
マヤが語る「マネ対策」とは。
posted2018/01/10 17:30
text by
松本宣昭Yoshiaki Matsumoto
photograph by
AFLO
今から約1年半前、2015-16シーズンのこと。
サウサンプトンはリーグ戦終盤に差し掛かっても好調を維持し、ヨーロッパリーグへの出場権を争っていた。その強さの要因について、電話で吉田麻也に話を訊いていたときだ。
話題が最前線でチームを牽引する背番号10に及ぶと、吉田は自慢の友人を紹介するように、こう語っていた。
「今の彼は“エグい”。彼のところにボールが行けば、なんとかしてくれる感じはあります。ビッグクラブでも、あのスピードを止めるのはなかなか難しいと思いますね」
サウサンプトンのエースが、翌シーズンが開幕する直前の夏の移籍市場でリバプールに引き抜かれたのも、自然な流れだった。
サディオ・マネ。
今季もモハメド・サラーとともに、リバプールの爆発的な攻撃力を支えている快足アタッカーである。
セネガル人は他のアフリカの選手と較べて真面目である。
日本代表は、そんなマネを擁するセネガル代表とロシアW杯で対戦することになった。
グループHのライバル国について、そして日本代表チームの現状について語ってもらったNumber943号の吉田麻也インタビューでも、当然、話題はマネのことに及んだ。
「セネガル人選手って、ほかのアフリカの選手と比べても、真面目なんです。サディオも、めちゃめちゃ真面目。お酒も飲みませんし、よくジムで一緒にトレーニングしていました。
僕と、サディオと、デュサン・タディッチ。ジムにいるメンバーは大体この3人でしたから、一緒にトレーニングしていましたし、よく話していました。
サディオはチェルシー戦で2ゴールを決めた翌日にも、自主的に筋トレをやっていた。そんなアフリカ人選手、ほかにいませんよ」