プロ野球列島改造論BACK NUMBER
早くAI審判をプロ野球に導入しろ!
ダンカンが説く「神の誤審」の味わい方。
posted2017/10/09 08:00
text by
ダンカンDankan
photograph by
Kyodo News
俺はイヤな人間だ。
さらに厄介なことに天邪鬼でもある。
そんな俺が今の日本球界にあえて提言したいのは……「一日も早い自動審判の実施」だ!
審判がグラウンドからその姿を消したら野球が見やすいだろ。特に野球ファンにとって最上位の席と言われているネット裏席で、最大の見どころの1つである投手の投球を、背中で覆い隠しているのはグラウンド上では“石と同じ扱い”となっているはずの球審なのだ。
そして自動審判となれば誤審が無くなる訳だから、審判への抗議はなくなり、試合時間の短縮もグッと進むことになるわけだ。
最先端のIT技術なら、完璧な審判もできるはず。
世間では自動車の自動運転が急速に進んでいる。
家電製品もなんでもかんでも全自動だ。
ならばプロ野球の世界も乗り遅れてはいけない。
ただちに、すぐさま、早急に、すべての最新鋭のテクノロジーを駆使してグラウンド上から邪魔な4人の者(日本シリーズでは6人)を消し去るべきである。
ストライクとボールの判定はホームベースの上に見えないレーザーなどで囲ったゾーンを設けるのはさほど難しいことではないだろう。
ホームランはもちろん、フェアとファールの判定も現代の科学の力をもってすれば、まったくもってたやすいこと。
盗塁などのタッチプレーは難題だろう……と言われそうだが、これも今の最先端のITであれば、ベースやボールの中、グラブ、スパイク、ユニフォームなどに極小のセンサー、チップ類を埋め込むなどすれば、簡単に解決できるはず。
とにかく1日も早く自動審判を実施しましょう!
出来るものなら来季のオープン戦で試験的に導入できないものだろうか。