朝潮の名言
それまでの横綱と違い、今までにないアスリートのような体で“新しい横綱相撲”を作りあげたのは、まさに千代の富士だったと言える。
朝潮(相撲)
2016年7月31日、61歳の若さで急逝した元横綱千代の富士と同学年で、ライバル関係にあった元大関朝潮(現高砂親方)は、「彼が一番苦手だった相手は隆の里でしょう」と語る。「同じ右四つで、がっぷり組んだ力相撲では勝てない。だから千代の富士はスピード相撲で来たんだよね」。体格差をカバーするために猛稽古によって筋肉の鎧を身にまとい、それまでにない横綱像を確立したのが千代の富士という力士であった。
Number908・909・910号(2016/08/10)
- << 前の名言
- 次の名言 >>
朝潮の最新記事

大相撲PRESS
「ちゃんこの味で言い合いに」「おかみさんを突き飛ばして失踪」優勝せずに横綱昇進、24歳で廃業…“消えた天才”北尾光司の知られざる実像
荒井太郎Taro Arai
相撲
2024/03/15

Sports Graphic Number More
千代の富士は「この世界でしか生きられない不器用な人だった」かつての朝潮が語る“昭和の大横綱の素顔”とは
佐藤祥子Shoko Sato
相撲
2022/07/31

スポーツ名言セレクション
《鋼の肉体》横綱千代の富士伝説… 寺尾「なんじゃこりゃ、まるで鉄板」“鬼の形相直前の貴乃花”に九重親方「痛かったらやめろ!」
NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
相撲
2022/07/11
