スポーツを愛している、だから経営したい。

「クラブの経営者には、お金を出してくれている親会社へのリスペクトの気持ちもあると思います。ただ、将来的には、スポーツのプロフェッショナル、この講座を受講しているみなさんのようにスポーツビジネスやクラブ経営を勉強した方だとか、元選手や海外で経験を積んだ人が加わることで、スポーツの見方が変わっていくように思います。

　すぐには無理かもしれないけど、『スポーツを愛している、だから経営したい』っていう人がどんどん増えてくれば、スポーツ界は間違いなく良くなる。逆に言えば、すぐにできちゃうほうが怖いんです。ぱっと、いっぺんに変えられるものじゃない。だからこそJリーグは『百年構想』と言っているわけで。そういう人は必ず将来出てくると思っています」（田嶋会長）

　受講者と田嶋会長による、スポーツへの“情熱”の伝え合いは、講義が終わった後の名刺交換の場でも続いた――。

　次回7月13日のゲスト講師は、柔道全日本男子の井上康生監督。果たして、どんな試合展開になるだろうか。

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