松山英樹、勝負を決める108mmBACK NUMBER
松山英樹との再会を喜ぶ地元高校生。
全米OPで「ヒデキ優勝できるよね?」
text by
舩越園子Sonoko Funakoshi
photograph bySonoko Funakoshi
posted2017/06/15 11:40
練習ラウンド後に記念撮影する青木功、松山英樹、谷原秀人、宮里優作らを見守るボードボーイのトレイくん。夢のような時間は永遠にも感じたはず。
松山が想像する以上に、世界中から応援されている。
「以前と今で、ヒデキのスイングはずいぶん変わったよね。トップの間(ま)が以前よりずっと短くなった」
そして、周囲の視線とは一線を画し、自身の松山ワールドの中で試行錯誤してきた松山は、今、わずかながらも前進を感じつつある。
「体に関しては不安な部分がだいぶなくなっているので楽しみ。技術的にもメモリアルで不安だった部分をだいぶ修正している段階。メモリアルのときより、いいのかな」
不安が減っている。現実が理想に近づいている。だから、笑顔が明るくなっている。
「優勝を目指したいけど、4日間あるので1日1日が大切。出遅れないように頑張ります」
そう、頑張ってほしい。あなたのファン、あなたを見ている人、あなたを目標にしている人は、世界のゴルフ界であなたの想像以上に増えている。
大勢の人々からの声援をエネルギーに変え、松山英樹よ、いざ、ティオフ――。