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宿敵・杉内俊哉の再生を願って。
木佐貫洋、巨人スカウト転身の今。
text by
Number編集部Sports Graphic Number
photograph byWataru Sato
posted2017/04/28 11:30
グローブをはめていた左手にはスピードガン、豪速球を投げた右手にはスコア付けのペン。木佐貫はプロの原石を探すため、球場を渡り歩いている。
「昔は悔しいだけ、今は心から尊敬します」(木佐貫)
木佐貫は杉内に対し、こうエールを送る。
「昔は悔しいという思いしかありませんでした。でも、私達の年齢で今もプレーヤーでいられることは心から尊敬します。杉内が股関節の手術で苦しんでいるのも、気持ちがわかる。応援しています」
長い年月を経て、再び交わったライバル同士の人生。歳を重ねて、互いに分かり合えることも増えた。スカウトと選手。かたちは違っても、野球と真剣に向き合う姿は、いまだに変わらない。
現在発売中のNumber926号「2017年の松坂世代」では、杉内俊哉インタビュー「景色を変える勇気」(鷲田康)を掲載。今まで語られることのなかった、杉内の前例なき手術と新しい挑戦に迫ります。
また木佐貫洋と、現在ホークスの職員となった新垣渚、同じく自由獲得枠で横浜に入団し、現在はリフォーム業の仕事につく土居龍太郎の3人を取材し、それぞれの「次の道」を追った連続インタビュー「そして野球と人生は続く」も読み応え十分です。松坂大輔の同級生たちの物語を是非、誌面でご覧ください。
また木佐貫洋と、現在ホークスの職員となった新垣渚、同じく自由獲得枠で横浜に入団し、現在はリフォーム業の仕事につく土居龍太郎の3人を取材し、それぞれの「次の道」を追った連続インタビュー「そして野球と人生は続く」も読み応え十分です。松坂大輔の同級生たちの物語を是非、誌面でご覧ください。