朴柱奉の名言
目的は参加することではない。成績を出すことだ。もう、ポイント稼ぎのための出場はやめますよ! トップレベルの大会に出て、トップレベルと戦いますよ!
朴柱奉(バドミントン)
3カ国のナショナルチームのコーチを務め、'04年に日本代表ヘッドコーチに就任した韓国人指揮官は、日本が想像以上に弱体化している事実に直面した。技術はある、パワーもある、それなのに国際大会では勝てない。なぜか。「絶対に勝つという気持ちが足りない。勝敗へのこだわりが薄かったのです」。それまでの日本はレベルの低い大会でポイントを稼ぐことで世界ランキングを上げていた。そのためランキングで出場枠が決まる五輪には多くの選手を送り込んでいたが、1回戦を突破したのは女子シングルス1名だけという惨状だった。そこで朴は世界上位との対戦を増やし、勝利への貪欲さを選手たちに植えつけていったのである。これらの改革がリオ五輪におけるタカマツペアの金メダルというかたちで結実したのだ。
Number923号(2017/03/16)
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