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CSでの6失点と三浦大輔の準備。
DeNA今永昇太、2年目への糧に。 

text by

日比野恭三

日比野恭三Kyozo Hibino

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photograph byHideki Sugiyama

posted2017/01/05 07:00

CSでの6失点と三浦大輔の準備。DeNA今永昇太、2年目への糧に。<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama

完全アウェーの中で味わった屈辱。今永がベイスターズの主戦となるためには、必要な洗礼だったのかもしれない。

「イニング数を投げることが、すべてに直結する」

 ルーキーの肩書きがとれる2年目、こだわりたいのはイニング数だという。

「まずは規定投球回数を達成しないと、次の目標は立てられない。1年間の試合数、チームとして取らなければならないアウトカウントの数は決まっているわけで、そのなかで自分がどれだけ占められるか。イニング数を投げることが、勝ち星の数や防御率、すべてに直結するんじゃないかと思っています」

 ベイスターズは2016年もドラフト1位で左腕の濱口遥大(神奈川大)を獲得するなど、計6人の投手がチームの競争に加わる(育成除く)。

「先輩としての態度を示さなければいけない一面、もっと謙虚な姿勢で向き合わなければいけない部分はある。今年1年で、なにか絶対的なものを築き上げたわけではないですし、またイチから、濱口よりももっともっと新鮮な気持ちでやっていかなければならないなと思います」

 2017年、石田健大に砂田毅樹と若手左腕ひしめくチームに安泰の椅子が用意されていないことは、誰よりも今永本人がよくわかっている。

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