東京五輪の後も野球がずっと正式種目であるように。

――2020年、東京五輪から野球競技が復活しますが、どういう思いがありますか。

「これは、東京だけではなくて、その次にもつながるようになってほしいですよね。東京で金メダルを取ってほしいとか、そういうことよりも、せっかく復活したのだったら、このまま、オリンピックで野球が続いてほしいなと思います」

――野球界の未来という意味では、今年、パ・リーグで日本ハムが優勝し、大谷翔平選手が中心となりました。球界の常識を破る二刀流についてはどうご覧になっていましたか。

「それだけ才能があるということでしょう。色々な意見を持った人がいたと思いますけど、結果的に全く正しかったということだと思います。やる前から批判していた人がいたのは、おかしいと思いますけどね。そもそも、今までやる選手はいなかったわけですよね。いない中で、失敗も成功もないわけで。僕は本人がやりたくて、球団がオッケーだったら、やったらいいんじゃないかなと思っていましたけど。それが、実際にうまくいったのは彼の才能だと思います」

――2020年東京五輪の意義と、ご自身の関わり方についてはどのように考えておられますか。

「2020年東京五輪は、世界中の人が日本に関心を持ってくれるビッグイベントですから。総力をあげて、日本にいい印象を持ってもらう、素晴らしい大会になることを願っています」